にんじんを抜く

今回は療術家さん向けのブログです。

畑ではにんじんが収穫の時期を迎えています。厚めに植えてあるので、早く大きくなったものから間引きの意味も込めて厚いところから抜いていくのですが、きれいに抜くにはちょっとしたコツが必要です。

何も考えずに抜くと葉っぱだけが切れてにんじんは土の中・・・(^_^;)。それが、葉っぱからにんじんの先までを感じ取って等速運動をするように力をかけていくときれいに抜けます。これって皮膚にタッチをする時の中心部の反応を感じ取ることと同じようなものなのです。

指先は力を加えるだけでなく、返ってくる身体の反応を感じ取るIN/OUT両方の役目を果たせるようフルに使います。なにせ指先には狭い範囲で沢山の受容器がちりばめられているのですから。

整体を学ぶ時、どうしても技ありきになりがちです。こういう手技が腰痛にいいとか。しかし、身体に触れた時に身体から発せられる反応を指先に感じることが最も重要なのです。人間の脳は優秀で、何遍もやってきていることは感覚で分かるもの。実家は漁師で若い頃はたまに手伝っていましたが、定置網の袋をあげる際に引き上げる重さの感覚でどれくらい魚が入っているか少し想像がつくものでした。脳では重さを認知し、微調整をとって筋肉に指令を与えて引き上げるという作業をするのですね。

整体施術をする時の指は操作する指であると同時に感じ取る指でもあります。そして、力まずにどの様に刺激を与えることができるか?それで効果が大きく変わっていきます。

あき整体院

〒4311204静岡県浜松市西区白洲町3290ー1