ぎっくり腰

ぎっくり腰

一般的に急性腰痛は「ぎっくり腰」として認識されていますが、急性腰痛でも大きく2つに分けられます。①反って痛い場合と②曲げて痛い場合です。「ぎっくり腰」は反って痛い場合のパターンです。曲げて痛い場合は「浮き腰」という症状に分類されます。

重い荷物を持ち上げたときだけではなく、くしゃみや身体を前かがみにしたときなど、弱い動作でも起こることがあります。これは、それまでに筋肉がかなりの疲労を抱えていて、たまたまある動作がきっかけとなってしまい痛みを引き起こすからです。本来ならば、そうなるまでにケアをしておかなくてはなりません。

当院では、急な強い痛みが特定部位の筋肉のズレが原因で引き起こされたのか?それとも全身の疲労からきているものなのか?など原因を特定して強い痛みに対処していきます。

当院の整体術 その1 腱の調整

ぎっくり腰のパターンの1つは、腰臀部にある4本の腱のどこかが逸脱したときに起こります。西洋では「魔女の一撃」とも言われる通り、ピシッというような何かが動いた感覚からいきなり鋭い痛みに襲われます。この腱が所定の位置から外れて距離が短くなった分、太くなるために神経を刺激して痛みを発します。この「4本の腱」は解剖図には載っていません。これが不思議なのですが、解剖図は亡くなった人の身体から情報を得たものであるのに対し、「4つの腱」は生体から発見されたものであるとされていて、指の感覚を研ぎ澄ましていくと図にあるような腱が感じられるのです。柳生心眼流の筋絡図にもはっきりと示されており、この外れた腱を元に戻すことで痛みが改善されます

この場合は痛みを感じている付近に直接アプローチをして一撃で改善する筋整流法の腱引き技の代表的な施術ですが、強い痛みで広い範囲で緊張が走っている場合や浮き腰を伴っている場合などでうつ伏せになりにくい場合はまず全体の緊張をとってからぎっくり腰の施術に入ります。

  • ぎっくり腰 筋脈図
  • ぎっくり腰 腱引き

骨継療治重宝記より引用       秘伝書 筋整流法より引用

当院の整体術 その2 筋膜調整

ぎっくり腰 広背筋

当院では、痛みの原因となる筋肉を触診等で的確に診断し、筋膜のつながりを利用してお身体にご負担のない調整法で改善を図っていきます。診断の1つに日本疼痛協会の「疼痛誘発動作」を用いて改善のポイントとなる筋肉を特定していきます。

強い痛みがある時には、できる限り痛みが出ない体位をつくって、少しずつ動作の範囲を広げていきます。例えば、立ったり座ったりの動作が辛い場合は、立位にて調整を行い、座る・寝るなどの動きができるようにしていただいてから次の調整へと移っていきます。

少しずつ痛みを軽減していくと、根本的な原因となる部分が見えてきます。1つの例としては、広背筋のねじれによる腰部の伸展痛があります。筋肉の借り留めをして痛みが減少する方向や強さを確認し、その方向へ筋肉の位置調整を行って痛みを改善します。

このように全体の大きな崩れから出た強い痛みは、段階を追って調整していくことで、全体のまとまりをつくり痛みの改善につなげていきます

 

痛みの正体は血液循環の不良

痛みの悪循環

元来、痛みを感じるというのは生きていく上で有用な機能です。身体にとって危険な刺激に対して感覚神経を通じて脳に情報を出すことにより、痛みを回避する行動をとります(オレンジの矢印)。

しかし、不要な痛みもあります。その一つが慢性痛などの不快な痛みの継続です。青い矢印のサイクルで示されるように、痛みの原因がない状態で、悪循環が引き起こされて痛みが継続する場合があるのです。

感覚神経からの情報を受けて運動神経、交感神経ともに興奮をします。そうすると筋肉の緊張が起こり、血管が収縮します。これらはともに血液循環の減少を招きます。血液量が減れば酸素の供給量が減りますので、各細胞は息苦しくなるわけです。そのため、何とか血管を広げて血液の量を増やそうとする働きが起こりますが、これが炎症になっていくわけです。また、炎症反応では、痛みを感じる物質、痛みを増強させる物質が発生しますので、炎症が起こると痛みを感じるようになるのです。

そして、炎症による痛みが元になり、感覚神経を刺激して再び痛みの悪循環がつくられます。これが慢性痛の起こる1つの要素です。

メディカルフリーイラスト図鑑より引用

筋肉は縮んでも伸ばされても緊張する

筋肉の緊張

「痛みの考えかた」南江堂より引用

同じ姿勢を続けていると痛みが増強します。ずっと下を向いていれば首が痛くなりますし、イスに座って長時間デスクワークをしていると腰が痛くなります(aのパターン)。また、同じ動作の繰り返しでも痛みが発生します。重いものを持ったり鍬で作業をしたり、様々な力仕事がこれにあたります(bのパターン)。

簡単にまとめるとこのようになります。

筋緊張

なぜ筋肉が緊張するのか?

筋肉は伸ばされると切れないようにとっさに縮む性質があります。この反応の鍵を握るのが筋肉内にある「筋紡錘」と「ゴルジ腱紡錘」という2つのセンサーです。筋紡錘は筋肉の長さを感知し、ゴルジ腱紡錘は筋肉の張力を感知して脳に知らせます。一定の長さや張力がかかると脳に情報が送られ、すぐさま運動神経を通じて「縮め!」の命令が下ります。これを伸張反射と呼びます。このときに伸ばしている力と縮もうとする力の膠着状態が出来ます。腕相撲でお互いの力が拮抗して動かない状態に似ています。これがずっと続くと痛くなるし、こってくることがイメージできると思います。

伸張反射により筋肉が収縮しようとしているのに短くならないと緊張が高まります。筋紡錘・ゴルジ腱紡錘からの信号が多くなるとこの状態が強くなってしまうのです。

筋紡錘

筋紡錘の図 「痛みの考えかた」南江堂より引用

急性痛にも慢性痛にも効果のある整体術

奉身塾での学びの様子

今までたくさんの療法を学び、たくさんの方のお身体を診させて頂いて、症状に応じた様々な整体を行うことができるようになりました。

急性痛には主に「腱引き」「古武術活法」を用い、慢性痛には「健昴会整体術」「JPR協会の筋膜調整」「ストレッチ法」、パフォーマンスの向上に「奉身塾」の身体調整法を用いるなど、その時のお身体の状態に合わせて最も効果の出る施術を行っておりますそのため、あらゆる症状に効果が出る整体法となっております。(写真は「奉身塾」での学びの様子です)

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