足首の捻挫

捻挫

足首が過伸展(伸びすぎる)して障害を起こすのが捻挫です。筋肉のみが損傷を受けているもの、靱帯まで損傷を負っているもの、骨の骨折を伴っているものとで障害の度合いが違います。

当整体術は「筋膜調整」で改善させる方法をとっておりますので、腫れや強い痛みでも筋肉のみの障害であれば劇的に変化しますし、捻挫直後でも対応が可能です靱帯及び骨に異常がないかは整形外科を受診してレントゲンを撮っていただかないと分かりません。靱帯や骨の損傷はないことを確認の上で来院いただくのが望ましいのですが、休日や夜間など緊急の場合はお電話でご確認ください。骨に異常がないかどうかは安易に判断してはいけないのですが、歩けるかどうかと足首のぐらつき感がないかは目安となります。

メディカルイラスト図鑑より引用

当院の整体術

捻挫(左足首)

まず、痛みを感じている部分の特定を行います。外踵(外くるぶし)の①前側、②外踵全体、③外踵下・後面、④内踵(内くるぶし)が痛いのどれかに当てはまることが多いです。

①の場合は、第三腓骨筋と長趾伸筋の位置調整、③の場合は、短腓骨筋(黄色)と長腓骨筋が図のようにクロスして構成されていますのが、殆どの場合短い距離で縮むように緊張しているので骨から離すように開放方向に調整、④の場合は、後脛骨筋・長趾屈筋・長拇趾屈筋の位置調整、②の場合のように全体的に大きな腫れが認められる場合には反応がはっきりしている筋肉から調整を行うことで改善されていきます。

次に主に膝より下の筋肉群の調整を行って余分な緊張を解放していきます。(捻挫のショックで筋肉が守りに入るように緊張しているのです。上記した筋肉の殆どが足首よりも上から伸びている筋肉だからです。)

さらに立っていただき、体重のかかる状態での屈伸、つま先立ち、経過がよければジャンプをしてもらって体重のかかり方の調整をします。寝た状態と重力がかかった状態では姿勢維持筋の介入が違うからです。立位での筋肉の膨らみがあっても痛みが減少する状態にもっていかなくてはいけません。

最後にとりきれない痛みや重度の場合の改善策として手首周辺の筋肉を使った筋膜のつながりを利用した遠隔操作を行います。この整体は当院の特長なのですが、手首の調整を行うことで確実に捻挫の痛みが軽減していきます!

組織の損傷を伴いますので、炎症反応が起こり水が溜まるために腫れが直後に引くということはありませんが、施術によって痛みは確実に軽減しますし、治癒の経過も早くなります。

team lab Bodyより 左足首 黄色は短腓骨筋

その後の対応について

捻挫

基本的にはしっかりと治癒をすることを目的にサポートしていきます。「しっかりと」というのは、捻挫によって、発赤(赤くなる)、発熱、痛み、腫脹(腫れ)の4つの変化が起こります。治癒の過程では、この順番でその兆候が消失していきます。気をつけて頂きたいのが、痛みがなくなったからOK!ではないということです。痛みがなくなっても腫れがひいてなければまだ注意が必要です。

ここを簡単に考えて無理をすると捻挫の後遺症を患ってしまう危険性が出てきます。例えば、「なんかまだ違和感が足首に残る」とか、「膝や腰が痛くなってきた」とかです。私自身、大学一年生の3月に受傷した酷い捻挫がその後の処置が悪く、無理して早期に復帰したことも重なり、パフォーマンスの低下などに1年間以上悩まされた苦い思い出があります。

ただし、スポーツをしている学生さんで大会に間に合わせたいからなど様々な事情で早期復帰を求める方は大勢いらっしゃいます。そのような事例については状況をよく伺った上で、個々に応じた治療プランをご提示し、場合によっては当日のテーピングも含め、大会に出られるよう調整させて頂きますし、無理して使ってしまった分のケアも行って以後苦しい思いをしないように努めさせていただいております。

基本的には積極的治療の方向です。骨に損傷がない限り、松葉杖で来られた方も帰りには無しで帰っていただけるよう調整致します。意外かもしれませんが、ある程度は負担をかけた方が早くなおそうと脳が働くのです。ギプスなどで固めるとその後の経過が思わしくないのは、筋肉が衰えて硬くなってしまうからです。同じ理由で足をつけて歩ける程度まで改善したら正しい歩行をすることが早期の回復につながっていきます。

冷却についてのご注意と後遺症について

捻挫をしたらとにかく冷やす!と考えてイスに座ってバケツに氷水につけて何十分も冷やす方法がありますがやってはいけません。理論的に考えると、腫れないように冷やしているのに患部が心臓より下に下がっていることや腫れている部分のみを冷やしたいのに指先まで冷やすために十分な血液循環を妨げ凍傷の危険性も発生するわけですので、もし冷やすとするならば、仰向けに寝て患部を心臓より高い位置に挙げて楽な姿勢をとってもらった上で氷嚢などで患部を冷やすのが正しいです。

捻挫の後遺症について前述しましたが、「捻挫した足首がどうしても違和感がある」とか「捻挫してから腰痛など何らかの違和感が出てきている」という方がいらっしゃいましたら、どうぞ当院へご相談ください。

痛みの正体は血液循環の不良

痛みの悪循環

元来、痛みを感じるというのは生きていく上で有用な機能です。身体にとって危険な刺激に対して感覚神経を通じて脳に情報を出すことにより、痛みを回避する行動をとります(オレンジの矢印)。

しかし、不要な痛みもあります。その一つが慢性痛などの不快な痛みの継続です。青い矢印のサイクルで示されるように、痛みの原因がない状態で、悪循環が引き起こされて痛みが継続する場合があるのです。

感覚神経からの情報を受けて運動神経、交感神経ともに興奮をします。そうすると筋肉の緊張が起こり、血管が収縮します。これらはともに血液循環の減少を招きます。血液量が減れば酸素の供給量が減りますので、各細胞は息苦しくなるわけです。そのため、何とか血管を広げて血液の量を増やそうとする働きが起こりますが、これが炎症になっていくわけです。また、炎症反応では、痛みを感じる物質、痛みを増強させる物質が発生しますので、炎症が起こると痛みを感じるようになるのです。

そして、炎症による痛みが元になり、感覚神経を刺激して再び痛みの悪循環がつくられます。これが慢性痛の起こる1つの要素です。

メディカルフリーイラスト図鑑より引用

筋肉は縮んでも伸ばされても緊張する

筋肉の緊張

「痛みの考えかた」南江堂より引用

同じ姿勢を続けていると痛みが増強します。ずっと下を向いていれば首が痛くなりますし、イスに座って長時間デスクワークをしていると腰が痛くなります(aのパターン)。また、同じ動作の繰り返しでも痛みが発生します。重いものを持ったり鍬で作業をしたり、様々な力仕事がこれにあたります(bのパターン)。

簡単にまとめるとこのようになります。

筋緊張

なぜ筋肉が緊張するのか?

筋肉は伸ばされると切れないようにとっさに縮む性質があります。この反応の鍵を握るのが筋肉内にある「筋紡錘」と「ゴルジ腱紡錘」という2つのセンサーです。筋紡錘は筋肉の長さを感知し、ゴルジ腱紡錘は筋肉の張力を感知して脳に知らせます。一定の長さや張力がかかると脳に情報が送られ、すぐさま運動神経を通じて「縮め!」の命令が下ります。これを伸張反射と呼びます。このときに伸ばしている力と縮もうとする力の膠着状態が出来ます。腕相撲でお互いの力が拮抗して動かない状態に似ています。これがずっと続くと痛くなるし、こってくることがイメージできると思います。

伸張反射により筋肉が収縮しようとしているのに短くならないと緊張が高まります。筋紡錘・ゴルジ腱紡錘からの信号が多くなるとこの状態が強くなってしまうのです。

筋紡錘

筋紡錘の図 「痛みの考えかた」南江堂より引用

急性痛にも慢性痛にも効果のある整体術

奉身塾での学びの様子

今までたくさんの療法を学び、たくさんの方のお身体を診させて頂いて、症状に応じた様々な整体を行うことができるようになりました。

急性痛には主に「腱引き」「古武術活法」を用い、慢性痛には「健昴会整体術」「JPR協会の筋膜調整」「ストレッチ法」、パフォーマンスの向上に「奉身塾」の身体調整法を用いるなど、その時のお身体の状態に合わせて最も効果の出る施術を行っておりますそのため、あらゆる症状に効果が出る整体法となっております。(写真は「奉身塾」での学びの様子です)

なぜ、当院の整体術で痛みが改善するのか?

結論から言いますと・・・

痛みの原因のほとんどが筋肉由来だからです。

「もむ、ほぐす」のではない筋肉への特殊なアプローチ

アナトミートレイン

肩をもんでもすぐにコリが戻ってしまうように、「痛みを感じている部分には原因はありません」整形外科で骨に異常はないと言われても痛みが出ているように、「レントゲンには痛みの原因は写りません」。強い痛みや慢性的な症状はその部分に注目しても解決をしていかないのです。西洋医学が細胞レベルまで細かくフォーカスしていって原因を探っていくのに対し、東洋医学は全体を見てグローバルな視点から原因を探っていきます。

当整体院では、問診・視診・動診・触診により、筋肉の硬さ・重たさ・冷たさ・荒れ感からどの部分が緊張をしているのか、形や動きでおかしい部分がないのか、などを探っていきます。筋膜のつながりについては「アナトミートレイン」の考えかたを参考に痛みを感じている部分とのつながりを推測していきます。身体全体のチェックをしながら、違和感のある筋肉を調整していきます。(例えば、肩甲骨内側にある肩甲下筋を調整したら、腰が軽くなった!なんていうこともよくありますが、慢性的な症状の改善ポイントは遠隔操作によって改善することが多いです。ですので、強い痛みのある部分は直接触ることがありませんのでご安心ください)

触れる

浅層の筋肉ならば、軽く手を触れただけでも動いて症状が緩和することがあります。と言うのも、傷が出来ても勝手にふさがっていくように元来身体には自然治癒力が備わっています筋肉に触れるとはそのきっかけに気づかせてあげることになり、正しい方向への優しいアプローチで変化をしていきます。筋肉の過緊張がとれると血液循環が良くなり、身体の感じが変わります。当院の整体術は大まかに言うと、「自然治癒力の活性を高める」手技です。ただし、長く患っているものは、原因が遠いところにあるだけでなく、筋肉の深層部分に達していることも多く、その場合には少し強めの圧を加えるか、筋肉の正しい方向に「留め」をつくった状態で身体を動かしてもらいます。(自動運動による動きの改善)

ストレッチ

また、ストレッチを利用して、筋紡錘・ゴルジ腱紡錘の異常反応を弱めて筋肉の緊張を解いていきます。ストレッチは指の押圧では効きにくい深層の筋肉への刺激も入れやすく、正しい形で行うことが出来ればご自身でも簡単にいつでも改善できるという利点があり、身体に合ったストレッチを覚えて頂くことをお勧めしています。

筋肉の緊張をとる整体術

筋肉の緊張をとる整体術 脚後面の筋肉

硬くなった筋肉を変化させれば痛みや不快感は軽減します。当整体術の特長はこの「筋肉の緊張をとる方法」です。

図は前胸部の深層の立体図ですが、赤いものは動脈、青いものは静脈、黄色は神経を表してします。これらがさらに枝分かれしてもっと細いものが筋肉の間のあらゆる部分に入り込んでいる様子を想像してみてください。

筋肉はお互い隣同士が密接につながって邪魔をしないように精巧な動きをしていますし、筋膜の連携も上手に行われています。しかし、筋緊張などで硬い部分ができてしまうと本来の筋収縮ができなくなり、筋肉同士の滑走性も低下してしまいます。そうすると、筋肉の間に入り込んでいる血管が圧迫されて虚血性疼痛(血液が不足すると細胞の酸素不足が起こり危険信号として痛みを感じさせたり、血液からだのくせに循環の不良から発痛物質が滞って痛みを誘発させます)。同じく神経線維が絞扼され、その刺激によって痛みを誘発してしまうのです。

当整体術はこの筋肉同士の滑走性を高めるような独特のアプローチをしています。そのタッチの角度や深さ、方向性を状態に応じて変えて行っており、単純に「もみ・ほぐし」とは違うのです。また、筋膜の連携を利用して、遠隔操作により痛い部分を変化させていきます。痛い部分には触れずに改善できるので多くの方に喜ばれております。

さらに筋肉の強い収縮や筋肉や強い身体のねじれに対して、深層筋からアプローチできるストレッチも使用します。お身体の様子はお一人お一人違いますので、その方に合った方法を検証してお伝えできるようにしております。

筋肉は緊張をすると身体の中心方向へ縮んでいく性質があります(求心性収縮といいます)。それに対して筋肉を遠位方向へゆるめ、正しい動きを取り戻すことが出来れば痛みはおのずと消えていきます。

 

体操

大まかにいいますと、緊張している筋肉を緩解する(和らげる)ために、硬くなって縮んでいるものに対して緩める方向に刺激を与えたり、収縮している筋肉をじっくりと伸ばして状態を変えていくことで改善させていく方法です。そのためにもみ返しのようなものはありませんし、深い部分の調整でなければ殆ど痛みもなく調整を行うことができます。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

整体施術の流れ ~筋膜調整を主体とした痛みの改善~

整体施術の様子

① 問診・視診・動診による主訴の確認

② JPR協会の疼痛誘発動作等を利用して、触診も加えて、改善する筋膜の位置と流れの特定

③ 表層の筋肉のチェックをしながら筋膜の調整

④ ①と②で検査した痛みの改善度を確認

⑤ ④で改善度が低い場合・・・②に戻って筋膜の流れを再検証

④で改善度が高い場合・・・繰り返しの動作、違った動きをしても痛みが出ないか再現性のテスト

⑥ 頭蓋調整にて全身のリラックス

※基本的には足先から頭まで短時間で全身の調整を行っております。特に頭蓋調整の気持ちよさは大変に喜ばれております。たくさんの方に施術を受けて頂くため、または長時間の施術を行うことは返って身体への負担をかけてしまうことになるため、おひとり様30分以内の調整時間を設定させて頂いております。

痛みは脳の記憶の中にある ~痛くないふわっと包まれるような整体術~

あかちゃん

痛みは脳で感じています。身体の間違った使い方で脳の扁桃核の長期記憶に痛みが記憶されていきます。「腰を反ると痛い」とか「四十肩で肩が挙がらない」といったような症状はその典型的な症例です。また、「何もしなくても痛い」やその他様々な不定愁訴は「身体がおかしい!」という脳からのSOS信号です。施術はその長期記憶へのアプローチともいえ、意識にあがってきていない潜在意識でしか分かっていない部分を変えていきます

お身体に触れて筋膜の調整を行うのですが、根本的なことを述べれば「脳からの伝達経路を変化させていく整体術」ともいえます。

ですので、基本的には優しい刺激で身体に効いていく調整をしていきます。痛みは脳で感じていますから、身体全体を赤ちゃんの時のようにふわっと包まれるような感覚でいて頂けるようなイメージをもって施術にのぞんでおります。短い時間ですが、リラックスして身体と脳の緊張を解いてみてください。その感覚も脳の長期記憶に刻まれていきますので身体はよい方向へ変化していきます。

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